地盤沈下とは、土中の礫・砂層などの間隙に閉じ込められた地下水が過剰に失われたり、軟弱地盤が圧縮されることで地面が沈む現象のことです。
地震などの衝撃により、土の粒子がバラバラになり、地盤全体がドロドロの液体のような状態になる液状化も地盤沈下の原因の一つです。
地盤沈下によって被害が生じると建物が傷みやすくなるだけでなく、住み続けていると健康への影響も出てきます。
地震や軟弱地盤の影響で傾斜した建物や住居への対策工事や、今後の地震対策となる工事を行っております。
立工業では、石川県・富山県にて令和6年能登半島地震において液状化現象、地盤沈下した住宅などの地盤改良、水平補正の工事を承っております。現在住まわれている方は、住みながら工事することも可能です。
薬液注入工法および鋼管杭圧入工法が可能です。現場の状態に応じて、2つの工法のうちのどちらか、または併用した工法を選択します。
軟弱地盤に薬液を注入し、地盤を固め、リフトアップ薬液を注入することで建物を修正する工法です。薬液が地盤と密着することで、地盤が安定し、強度を保ちます。
改良範囲全体を地盤ごと固めるため、再沈下の心配がほとんどありません。
【メリット】
・住んだまま工事が可能
・比較的安価
・工期が短い
・騒音、振動、埃等の発生が少ない
【デメリット】
・近隣構造物に影響を及ぼすことがある
・布基礎では施工不可
建物の土台の下に鋼管杭を圧入し、支持層となる地盤まで打ち込んだ後、ジャッキアップして建物の傾斜を修正する工法です。
鋼管杭を、そのまま支持杭にするので、将来的な再沈下の危険性がありません。
安定した地盤が深い場合に適しています。
【メリット】
・住んだまま工事が可能
・騒音、振動、埃等の発生が少ない
・布基礎でも施工可能
・精密な水平精度が保てる
【デメリット】
・比較的高価となる
・比較的工期がかかる
地震や台風、大雨などの自然災害によって「家の傾き」が発生した場合、国や地方自治体による補助金が受けられます。
令和6年能登半島地震で液状化被害を受けた住宅に対して、以下の補助金制度があります。
悪質な業者にご注意を
沈下修正工事は決して安い工事ではありませんが、明らかに高額な金額を提示する悪質な業者がいることが確認されています。
あまりに高額と思われる場合や、工事内容の説明に納得できない場合はご注意ください。
他社の見積金額に疑問を感じておられる方もお気軽に弊社へご相談ください。